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食でつむぐ、幸せの場所。

社会課題や環境問題と向き合い、
私たちの地元を未来につなぐ。
「私のアクション」をここに宣言します。

ワンマイルをゼロマイルに!
昨日よりも善いものを、
すべての人に幸せを。

ラストワンマイル推進部 開山秀晃

マーケット変化に合わせ、なにでアプローチするかを考える

新規事業の推進が私の仕事です。仮説立案と検証を繰り返す日々の中で、「昨日より今日の方が善い」を常に目指しています。今担っているのは、お店の外での営業活動つまりは、お客さまへ食を“お届けする”仕事をしています。お客様がご来店され、商品を選び、かごに入れ、レジでお支払い、ご自分でお持ち帰り頂く。今までこれがスーパーマーケットの基本プロセスでした。けれども、“我々ですべてやってしまおう”という取り組みを現在進めているわけです。
お客さまと対面でご要望を伺い、商品をコーディネートし、販売するのが昔は当然だったと思います。その後、効率化が進み今のスーパーマーケットの形に至るまでの流れを見たときに、今までの買い物のプロセスに不満が出てきているんです。置いてある商品では満足できない。このようなマーケットの変化に我々はどのようにアプローチをしていくのかを常々考えているところです。

「最強のインフラ」で1→0マイルに

さまざまな社会課題の解決に挑む中で、最優先で私が実現したいのは「鮮度のいいものを鮮度のいい状態で届ける」ことです。そのために当日中に届けられる「最強のインフラ」を作りたいと考えています。お客さまにとって最適な状態をイメージすると…できるかは別として…昔のホテルにあったような、開けたら好きなものが入っている冷蔵庫。あれが家にあって毎日中身が入れ替わったら、最強だと思いませんか。ラストワンマイル推進部ですから、「0マイル」を目指したいといってもいいでしょう。
なお「鮮度」にはいろいろな意味があります。みずみずしさ・できたて・温かさ/冷たさ…。移動スーパー「ミニマル」を運行している中で、施設で出会う高齢者の皆さんのお買い物傾向からも鮮度について我々が学ぶことは多いです。売れると思って持って行った団子が売れ残る半面、ある方が大量買いされたのは「フルーツサンド」でした。実物が醸し出す“しずる感”に魅力を感じて頂いたようで、それも鮮度の一つだと学びました。

買い物=楽しみ。人をつなぎ、幸せを届ける

「ミニマル」を始めたのは、買い物難民の支援だけでなく、「商品を見て納得して買いたい」というご要望に応えるためです。仕事や家事として“こなすもの”ではなく、買い物は楽しみの一つなのだと気付きました。
高齢者施設での話をもう一つ。どこの施設でもよく売れるのは「野菜」です。施設で食事は出るんですから意外でした。理由を聞くと「部屋で漬物を漬け、みんなで持ち寄って品評会をする」と。私たちが運んでいたのは「楽しみ」のタネだったわけです。
「楽しみ」を届ける中で、「会話の間に入りたい」「人と人をつなぎたい」と私は思っています。例えば同じ施設にいても、関係性は希薄になりがちだと聞きました。限られた地域や空間で生活しているため、孤独になる方も多いと思うんです。そんな生活って、楽しくないですよ。だから施設でも・地域でも人をつないでいく取り組みができれば我々の価値が高まると考えています。さまざまな活動を通してお客さまに幸せを届けていきたいと思います。

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